鍼灸の低周波治療について

低周波治療について

顔面神経麻痺の治療に低周波を使うかどうか、西洋医の先生方の中でも見解の相違があるようです。

というのも、高度の顔面神経麻痺の場合、低周波による治療を受けることでかえって後遺症が出てしまうケースがあると報告されたためです。(帝京大学リハビリ科 栢森良二医師の論文JOHNS Vol 16、455-460,2000)後遺症とはおもに病的共同運動のことで、目と口の動きが連動してしまうことを指します。

ただ、軽度の顔面神経麻痺の場合は低周波治療が著効を現すケースも多く、低周波治療によって治ったという経験をお持ちの患者様が多いのも事実です。

一般の耳鼻咽喉科やペインクリニックなどでも低周波による治療は広く行われています。

そもそも、筋肉は神経からの絶え間ない信号によって張りを保ち、思いのままに動くのですが、神経が麻痺してしまうと、途端に筋肉には何の刺激も届かなくなります。そのせいで、筋肉が弛緩(だらんとした状態)したり、細かいけいれんが起きたり、萎縮などが起こってくるのです。低周波治療は、そのように筋肉が衰えていくことを防ぐ目的で使われます。つまり、神経からの信号に代わって、低周波で他動的に筋肉を動かすのです。

ただ、一説によれば、顔面の細かい筋肉に対して低周波のパッドが大きすぎると、筋肉の走行と低周波の刺激が一致させるのが難しく、それによって病的共同運動という後遺症が残ってしまうことがあるとも言われています。

ただし、前述のように低周波によって著効が出る場合があるのも事実です。

鍼灸治療でも麻痺側の顔面に鍼を打ち、低周波を通電するという治療方法があります。

鍼の場合、電極パッドなどと比べて非常に小さなポイントで局所を狙えるため、筋肉や神経の走行をきめ細かくケアすることが可能です。同じ低周波治療といっても、鍼治療の場合は皮膚の表面だけではなく、深部の筋肉の層まで刺入できるということ、0.1ミリ程度の微細なポイントを狙える点が違うといえます。

以上のことをふまえた上で、低周波を使った治療を行うかどうかは、患者様と担当鍼灸師が十分に話し合って決定する必要があります。

というのも、その患者様一人一人の重症度、発症からの時間経過、体力や体質などによっても治療方針が異なるからです。鍼灸治療はいわばオーダーメイド治療であり、同じ症状であっても治療頻度、治療方法は異なるのです。低周波を用いた治療で症状が著しく軽減した例や、完治した例も多く見受けられます。また、低周波を使わずに治療を続け、同様の結果を得た例もあります。


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